【書籍紹介】組織の体質はリーダーが決める_チームの力: 構造構成主義による”新”組織論

 こんにちは!

 

まーさんです。

 

 

あなたはチームをつくったり、マネジメントした経験はありますか?

 

複数の人と連携して成果をつくるプロセスは大変ですし、そのマネジメントとなると簡単ではありませんよね。

 

本日は、「良いチームをつくりたい!」と考えているリーダーの人にお勧めしたい書籍のご紹介です。

 

それでは、いってみましょう♪

 

 
企業の中には理念を掲げているところがある。

 

例えば、ある企業では「お客様に喜んでいただくこと」を理念に掲げているとしよう。
 
その企業の中で評価されるべきは、どちらの部下だろうか?
 
部下A:お客様が望んでいない商品を強引に契約に結び付け、毎月の営業目標を達成し続けている。
 
部下B:お客様の立場に立って商品をご提案しているせいで、訪問件数が伸びず、営業目標の達成が毎月ギリギリ。
 
理念に忠実なリーダーであれば部下Bを評価するだろう。
 
しかし、上役の顔色が気になるリーダーでれば、部下Aを評価したくなるはずだ。
 
どちらが良い・悪いということではなく「どのような理念を掲げているのか?」「その理念に忠実であるか?」が大切なのだ。
 
リーダーが理念に誠実に向き合っていなければ、本来評価すべき部下Bよりも部下Aを評価し続けてしまうだろう。
 
部下はリーダーの行動や意思決定する姿を見ている。

 

そんなリーダーの姿を見た部下は「お客様に喜んでいただくよりも、売上を上げることを優先しよう」と努力し、いつしか理念から遠い組織体質になっていく。
 
この話を聞くと、滑稽に思われるかもしれない。
 
でも多くの企業で似たようなことが起こっている。
 
毎朝の朝礼で企業理念を唱和し、リーダーは声高らかに「みんなで理念を実現しましょう!」と呼び掛けている。
 
ところが、日々の行動や意思決定は理念とはかけ離れた形で為される。
 
その姿を毎日目の当たりする部下たち。
 
理念に共感する部下は職場を去っていき、理念ではなくリーダーの顔色を伺う部下だけが残る。
 
もはや理念の浸透など不可能な組織体質になってしまうのだ。
 


★気づきの種★
あなたの組織(企業・部署・チーム)で掲げている理念やビジョンは何だろう?
あなたが大切にしている価値観・考え方は何だろう?
それらの判断基準に沿って、日々の選択ができているだろうか?

 

 

本日は以上です。

 

ありがとうございました!