立ち現れた未来を形にする【クリエイティング】_U理論[第二版]
こんにちは!
まーさんです。
本日も前々回・前回に引き続き書籍『U理論』についてご紹介です。
興味がある方は前々回・前回の記事も併せてどうぞ。
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前々回・前回に引き続き書籍『U理論』の紹介です。
著者であるオットー・シャーマー氏は世界中の様々な分野で活躍するリーダーやイノベーターを共にプロジェクトに取り組んだり、インタビューを重ねる中で「人や組織、そして社会において変容やイノベーションを起こすプロセス」を理論化した。
ここで言う“変容”や“イノベーション”は、私たちがやりがちな“改善”とは異なり、
“変容”や“イノベーション”とは「過去の延長線上にない未来」を生み出すことだ。
変容は以下の3つのプロセスで経て起こる。
1、センシング:ただ、ひたすら観察する
2、プレゼシング:一歩下がって、内省する。内なる「知」が現れるに任せる。
3、クリエイティング:素早く、即興的に行動に移す。
今日は第3段階の「クリエイティング」について見ていこう。
前回紹介した第2段階「プレゼシング」に至ると、何をすべきか自ずと見えてくる。
その見えてきた“何か”を形にしていくのが、第3段階「クリエイティング」である。
何をすべきか自ずと見えてくると「特段の理由は無いが確信がある」という感覚が得られるという。
そして「何となく、こうしたほうがいい」と自ずと見えてくる。
それを形にしてみるのだ。
この時大切なことは“完璧を目指さないこと”である。
「とりあえず形にしてみる」という試行錯誤の感覚が大切だという。
絵にかいたり、粘土やレゴで形をつくったり、演劇で表現する方法もあるだろう。
形にすれば目に見える為、フィードバックを得やすくなる。
「もっとこうした方がいいね」「こちらのやり方の方がいいのでは?」
そうやって何度も何度も試行錯誤を繰り返す。
気づけば変容は起こっている。
「今から考えると、あの時うちの会社は変わったよね。」
「今から考えると、あの頃から●●さんは変わったよね。」
そんなことを言われるようになる。
以上が変容・イノベーションを起こす3つのプロセスだ。
3つのプロセスと描けば簡単に見えるが、実践することは簡単なことではない。
どのプロセスも“テクニック”というには難しすぎる。
私はU理論は道筋は教えてくれないと思う。
でも、道標にはなってくれる。
変容を待つのではなく、自ら起こす人にとっては、大いなる希望だと思う。
本日は以上です。
ありがとうございました!