レジリエンスで逆境に立ち向かう!
こんにちは!
まーさんです!
この記事を書いている2020年3月現在、世界中で新型コロナウイルスが猛威をふるっています。
経済や企業にも大きな影響が出ていますね。
当然ながら、私も影響をもろに受けている一人です。。。
こういった逆境や逆風に立ち向かう上で参考になりそうなキーワードがあります。
それが、本日ご紹介する「レジリエンス」です。
レジリエンスとは逆境対応力のこと
レジリエンス(resilience)は「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などとも訳される心理学用語である。
レジリエンスとは、「回復力」「復元力」「弾力性」と訳される、ストレスなどの外的な刺激に対する柔軟性を表す言葉です。
この言葉について、以下でご紹介していきます。
1、レジリエンスが注目された背景
レジリエンスという概念が注目されたきっけの1つは、第2次世界大戦時のホロコーストだと言われています。
ホロコーストを経験した孤児たちの、その後の人生について調査・研究が為されました。
調査を進めていくと、ホロコーストを経験した孤児たちの中から
下記二つのような人たちが現れました。
A:過去のトラウマや不安に苛まれて生きる気力を持てない人
B:トラウマを乗り越えて仕事に前向きに取り組んだり、幸せな家庭を築く人
同じホロコーストを経験したにもかかわらず、なぜこのような違いが生じるのか?
研究が進められた結果、逆境を乗り越えた人たちに“共通する傾向”が見出されました。
その傾向の一つとして、たとえば「楽観性」が挙げられます。
苦しく厳しい状況に直面した時に、その状況のマイナス面だけではなく、プラス面(ポジティブな側面)を見出す傾向を持った人が逆境を越えていくのです。
思い通りに物事が進まず、時に逆境に直面する私たち。
ストレスの多い社会の中で、どのように逆境対応力を磨くべきか学ぶことが大切ではないでしょうか。
2、レジリエンスを向上させる5つの要素
研究が進んだおかげで、このレジリエンスを向上させる要素が明らかになっています。
1、感情のコントロール
2、自尊感情
3、自己効力感
4、楽観性
5、人間関係
3、レジリエンスの鍛え方
これらの要素を意識的に鍛えていくことで「レジリエンスは習得可能なスキル」だとされています。
いろいろな方法が考えられると思いますが、個人的におすすめしたいのが“人間関係”に注目することです。
逆境対応力と人間関係がどのように関係するの?
と疑問に思われる方もいるかもしれません。
そう感じる方は過去の自分自身の経験を振り返ってみて下さい。
苦しみ悩みもがいていた時、話しを聞いてくれる人がいなかったでしょうか?
絶望の淵にいた時、手を差し伸べてくれた人がいなかったでしょうか?
新しいチャレンジに不安を感じていた時、背中を押してくれる人がいなかったでしょうか?
上手くいかない障害に立ち向かう上で人間関係は大きな力を発揮します。
実際、私がご縁いただく経営者やマネージャーの方々の中で、逆境を越えていく方、上手くいかなくても投げ出さずに挑戦し続ける方は“強い人間関係”をお持ちです。
人間関係は短時間でつくれるものではありませんが、投資していく価値のある大切な財産だと思います。
本日はここまで。
ありがとうございました。