つまり、OJTトレーナーは何をすればいいのか?【役割と育成手法を紹介】
こんにちは!
まーさんです!
さて、明日からいよいよ4月です!
入社式を実施する企業もあるのではないでしょうか?
(コロナの影響で中止となっている企業もありますね・・・)
新人が入社すると先輩社員の皆さんが指導にあたることなります。
こちらも企業によってはOJTトレーナーという役割を先輩社員が担って、新人指導にあたるケースも多くあると思います。
本日は、これからOJTトレーナーを担う方々や、OJT制度を企業に導入することを考えている方の為に“トレーナーの役割”や“すべきこと”についてご紹介していきます。
1、OJTトレーナーとは
2、つまり、OJTトレーナーは何をすればいいのか?
1、OJTトレーナーとは
OJTとはOn-the-Job Trainingの略語です。
直訳すると「業務中に教育訓練を行うこと」ですよね。
※対比でよく使われる言葉がOff-JTです。こちらはOff the Job Trainingの略語で、職場を離れて行われる教育訓練ですね。
この教育訓練を担当する人をOJT トレーナーと呼びます。
この方々が、部下や後輩を業務の中で指導していくことになります。
ちなみに、指導する内容は様々で下記のようなものが挙げられます。
・仕事に必要な知識や技術
・職場における役割
・ビジネスマナー
・取組み姿勢(態度)
2、つまり、OJTトレーナーは何をすればいいのか?
実際にトレーナーの方々にやっていただきたいことは3つです。
ステップ1 育成計画を立てる
ステップ2 業務のオリエンテーションを行う
ステップ3 振り返りを行う
1つずつ詳しく見ていきましょう。
ステップ1 育成計画を立てる
・計画と聞くと難しく感じるかもしれませんが、まずは入社した方に「どのような業務を担当してもらうのか?」を明確にすることから始めましょう。
・その後「任せる業務を、誰が、どのタイミングで、どのように指導するのか?」まで検討しておくと指導がスムーズに進むはずです。
・期間は半年から1年間を想定したいのですが、難しい場合は“最初の三ヶ月”でも良いので、必ず準備するようにしましょう。
【ヒント】
育成を担当するOJTトレーナーの方だけではなく、同じ部署の方と一緒に育成計画を検討することをおすすめします。計画をトレーナーが一人で考えると、指導が進むにつれて、新人指導がトレーナー任せになってしまい、孤立されていくケースがよくあります。結果的に、トレーナーの方の心理的・業務的負荷が増えてしまい、OJTが上手く機能しなくなるので注意が必要です。
ステップ2 業務のオリエンテーションを行う
・育成計画が設定できたら、その計画に沿って指導を始めましょう。
・オリエンテーションでは、具体的に業務のやり方を伝えていきます。
・伝える際に「何をやるのか」という情報だけではなく「なぜ取り組むのか?(目的)」「どのように取り組むのか?(手順)」まで情報を伝えるようにしましょう。
【ヒント】
新人にも個性があります。これは“新人の学び方”にも影響を及ぼすものです。オリエンテーション時に「何をやるか」について情報を受け取ると動ける人がいる一方で、この情報だけでは動けない方もいます。「何の為に、この業務をやるんだろう?」「どうやって取り組めばいいのだろう?」そういった情報を受け取ることで、やる気を出して動ける人たちがいるんですね。
人の成長に携わると、自分と新人の個性が異なることに気づく場面があります。「人はみんな違う」ということを実感するのです。
この違いに気づくことこそ、指導者としての幅を広げ、成長するターニングポイントになると思います。
ステップ3 振り返りを行う
・実際に任せた業務に取り組んだ上で、新人と一緒に振り返る時間をつくりましょう。
・業務に取り組んだ新人に「やってみて感じた事や気づいた事」を聴くと良いでしょう。
・また、このタイミングでOJTトレーナーの方から良かった点や改善点をフィードバックすることもおすすめです。
【ヒント】
振り返る際は、時間をしっかり確保しましょう。くれぐれも「別の作業をしながら」というように“ながら”で話をするのはやめておきましょうね。また、相手に話をしてもらう時間を多めに取りましょう。新人の話す割合とトレーナーの話す割合が3:7ぐらいになるとちょうど良いと思います。
明日、入社式をされる企業も多いのではないでしょうか?
人の成長を支援する役割は大変です。
ただ、精一杯取り組むことで、指導者側がもの凄く成長できますし、関わった相手からもの凄く感謝されますよ♪
応援しています!
本日は以上です。
ありがとうございました!