気持ちの良い人間関係をつくるアサーティブ

こんにちは!

まーさんです!

 

4月に入り異動など新しい環境で仕事をされている方も多いのではないでしょうか?

 

新しい環境では、新しい人間関係ができますね。

 

そして、この人間関係が仕事のパフォーマンスや心理的ストレスにもの凄い影響を与えたりします。

 

本日は、より良い人間関係をつくる上で大切な「アサーティブ」という考え方についてご紹介します。

 

1、気持ちの良い人間関係をつくるアサーティブ

2、コミュニケーションを変えると人生が変わる

3、気持ちの良いコミュニケーションスキル習得方法

 

 

1、気持ちの良い人間関係をつくるアサーティブ

 

皆さんは「アサーティブ(Assertive)」という言葉を聞いたことはありますか?

 

そもそも「アサーティブ(Assertive)」は「自己主張すること」を意味する言葉です。

 

自己主張と聞くと「主張し過ぎると人間関係を悪くするのでは?」と感じる人もいるかもしれません。

 

私の囚われかも知れませんが、日本人は主張するより“空気”を共有してコミュニケーションを取る文化があるように思います。

 

それはそれで素晴らしいのですが、主張が上手くできないと困ったことも思います。

 

・主張が伝わらずイライラする

・自分の意見を表現できず納得できないまま物事が進む

・主張したことで「あの人は自分勝手だ」など、相手に別の意図が伝わる

・主張した相手に「あの人の言い方はきつい」などと思われ、傷つけてしまう

 

などなど、

主張が上手くできないと、自分にも相手にも不都合が生じてしまいます。

 

 

 こうならないようにアサーティブなコミュニケーションスキルを身に付けていきます。

 

 アサーティブとは、自分の要求や意見を相手の権利を侵害することなく、対等な立場で表現するコミュニケーション手法のことを指します。

 

 

2、コミュニケーションを変えると人生が変わる

 

人は成長を望むとき、自分の性格を変えようと頑張ったりします。

 

もっと、人見知りを直したい

人前で緊張せずに話せるようになりたい

 

ただ、性格を変えることは簡単ではありません。

 

一方で、コミュニケーションはスキルなので、自分の意識や取り組み次第で変えていくことが出来ます。

 

仕事柄、人前で話す機会が多いのですが、コミュニケーションスキルはトレーニング次第でいくらでも身に付けられます。

 

 

3、気持ちの良いコミュニケーションスキル習得方法

 

ここからは、どうやってアサーティブなコミュニケーションスキルを身に付けるのか考えていきます。

 

ステップは2つです。

 

・ステップ1:自分のコミュニケーションのパターンに気づく
・ステップ2:新しいパターンを実践する

 

詳しく見ていきましょう。

 

【ステップ1】自分のコミュニケーションのパターンに気づく

 

 コミュニケーションスキルを向上させるために、まずは「自分のコミュニケーションのパターン」に気づくことが重要です。

 

 自分はコミュニケーションが完璧にできている!

 

と思っている方は、今以上にコミュニケーションスキルを磨くことに興味が持てないかもしれません。

(こういった考え方を否定しているわけではありません。)

 

自分に気づくと「何を変えていけばいいのか?」が明確にすることができます。

 

自分に対する気づきを得るために、下記の4類型を参考にしてみて下さい。

 

日頃、自分が人に関わる時、どのような関り方をすることが多いでしょうか?

 

▼コミュニケーションの4類型▼
【非主張的タイプ】要求をはっきり言わない・相手を傷つけない
【ねちねちタイプ】要求をはっきり言わない・相手を傷つける
【アサーティブタイプ】要求をはっきり言う・相手を傷つけない
【攻撃的タイプ】要求をはっきり言う・相手を傷つける

 

関わる相手によっても、使いがちなタイプが異なると思います。

 

まずは自分に気づく。

すると、自分を変える第一歩を踏み出せます。

 

【ステップ2】新しいパターンを実践する

 

自分の使いがちなパターンに気づいたら、新しいパターンを実践していきます。

 

相手を傷つけず、自分の要求をはっきり伝えることがアサーティブなコミュニケーションの取り方ですが、実践する際に3つのことを意識してみましょう。

 

  1、“困っていること”を明らかにする

  2、“要求”を明確にする

  3、配慮する

 

1、“困っていること”を明らかにする

 

 私たちが人に主張を伝えたい場面とは、どのような時でしょうか?

 

 業務が思い通りに進まない。

 相手とコミュニケーションがかみ合わない。

 

 というように、自分の中で困っていることを解決したい場面があてはまると思います。

 

 相手を傷つけずに主張を伝える際は「私は〇〇で困っている」と伝えることがポイントになります。

 困っているのは自分なんです。

 “自分が困っていること”が明らかになっていないのに主張すると「あなたの〇〇が良くない。」「あなたが〇〇をやってくれないから進まない。」など相手を責めるような表現をしやすくなります。

 素直に「私は〇〇で困っている」と自分を主語にして伝えましょう。

 

 

2、“要求”を明確にする

 

 自分が困っていることが明らかになったら、それを解決するために、周囲の誰かに要求したいことを明確にしましょう。

 

 「〇〇をしてほしい」「〇〇をやめてほしい」「〇〇をいつまでに進め欲しい」

 

 そういったことを表現しましょう。

 

 くれぐれも「〇〇をやってくれていない」「なぜ、〇〇をやっていないんだ」など責めるような口調にならないように気をつけて下さいね。

 

 

3、配慮する

 

 自分の主張を伝える際は「相手も自分と同じように主張をする権利を持っていること」を忘れてはいけないですよね。

 相手の主張する権利を尊重し配慮するために「相手にも“もっともな理由”」が存在することを意識すると良いと思います。

 

 相手が期限通りに〇〇を進められていなかったのには“もっともな理由”がある

 相手が、あのような言い方をしたのには“もっともな理由”がある

 相手が〇〇をやってしまったのには“もっともな理由”がある

 

 その“もっともな理由”が存在することを忘れずに、可能であれば、それを教えてもらえると互いに主張を伝えやすくなりますよ。

  

 

 

本日は以上です。

ありがとうございました!