【研修講師おすすめ♪】OJTトレーナーに読んでもらいたい書籍

こんにちは!

まーさんです!

 

 

昨日に引き続き書籍を紹介していきます。

 

本日は、企業でOJTトレーナーを担当する方におすすめする書籍です。

 

 OJTというのは「On-the-Job Training」の略語で、業務の中で人を指導する行為を指します。
 例えば、これから入社してくる新人に対して、上司や先輩が実際の仕事を通じて、仕事に必要な知識・スキル・心構えを指導していくことです。

 

その指導の役割を担う方を「OJTトレーナー」と呼びます。

 

本日は、OJTトレーナーのように新人や後輩を指導する立場になった人におすすめの書籍をご紹介していきますね。

 

 

それでは始めます!

 

 

職場が生きる 人が育つ 「経験学習」入門

職場が生きる 人が育つ 「経験学習」入門

  • 作者:松尾 睦
  • 発売日: 2011/11/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 

 新人や後輩の教育指導に関わるOJTトレーナーの皆さんは、どうやって相手を育成するのでしょうか?

 

 人の成長に“経験”は欠かせませんよね。

 

 成功も失敗も含めて、様々な経験を通じて私たちは成長していきます。

 

 トレーナーの皆さんが相手を成長させるためにしなければならないことは「相手に成長の経験を提供すること」だと言えます。

 

 では、どういった経験が人をビジネスパーソンとして成長させるのか?

 北海道大学の松尾先生が、多くの社会人を対象とした調査から明らかにした経験の重要性と、人を成長させる経験の種類について分かりやすく示してくれています。

 

「新人に何を任せていこうか?」「後輩にどのような経験を積んでもらおうか?」

そういったことを考えるタイミングで読むと多くのヒントが得られると思います。

 

 

 

 本のタイトルと読むと「要するに新人を褒めたらいいんでしょ?」と思われる方もいるかもしれません。

 

 タイトルにある「認める」=「褒める」ではありません。

 

 最近、職場の誰かから認められたのはいつでしょうか?

 私たちがビジネスシーンで周囲の人から認められる機会は多いとは言い難いですよね。

 

 ただ、過去の仕事の経験を思い出すとき、自分を認めてくれる他者の存在や、自分で自身を認められる瞬間があったのではないでしょうか?

 認められる機会を通じて人はやる気を高めていくものだと思います。

 

 本書では、職場の中で相手を認めることの大切さと、その具体的な手法について紹介されています。

 

 

 

その聴き方では、部下は動きません。

その聴き方では、部下は動きません。

 

 新人や後輩に業務指導をするのもOJTトレーナーの大切な役割ですよね。

 しかし、指導する際に相手に“伝えること”ばかりに気がとられて、相手の話を“聞くこと”が疎かになってしまうことがあります。

 

 著者が伝えるように指導者に必要な力は「伝える力」よりも「聴く力」だったりします。

 私も過去に出会わせていただいた優秀な指導者の方々は、共通して聴き上手な方でした。

 

 相手と信頼関係をつくり、相手を育てるために必要な聴くスキルについてとても具体的に示してくれます。

 

 

 

著者はこの分野では大変有名な中原先生です!

 

担当する新人や後輩に“耳の痛い話”を伝えないといけない場面があります。

 

こういう時、優しいOJTトレーナーは心の中で葛藤しますよね。

 

「こんな指摘をしたら、相手は嫌がるのではないか?」

「こんなこと言ったら、相手は離職してしまうのではないか?」

 

それでも伝えないと本人は気づきませんし、行動が変わりません。

 

 どのようなフィードバックの仕方が効果的なのか?互いに心理的負担を減らすことが可能なのか?具体的な事例を交えて紹介してくれています。

 

 

ISBN:4062881438:detail

 
 タイトルにあるアサーション(assertion)とは、コミュニケーションの取り方のことを指します。

 「自己主張すること」と訳されることもありますが、「どんな人も自分の意見を表現する権利を持っていること」を認める姿勢のことを言っていると私は理解しています。

 

 トレーナーになると指導する相手のことを気にし過ぎたり、反対にまったく相手に配慮できず人間関係が壊れていくケースがあります。人間関係が壊れると指導どころではなくなるんですよね。

 

 指導以前に、相手と良い人間関係をつくるために、どのようなことを意識してコミュニケーションを取ると良いのか、この本は教えてくれます。

 

 

 

 OJTトレーナーを任される方の中には、将来的に組織内でリーダーシップを発揮することを期待されている方も多くいると思います。実際、人の成長を支援する経験はご自身のリーダーシップを向上させる上で非常に役に立ちます。

 トレーナーという役割を「自分自身のリーダーシップを磨く機会」と捉えて取り組む際に、こちらの本を手元に置いておくと良いと思います。

 

 著者のサイモン・シネックはTEDにも出演し、リーダーシップに関する著書が日本語にも翻訳されている著名人です。

 

 この本は絵本のような構成になっています。そのため文字がほとんどありませんw

 

 本を読むのが苦手な人にこそ、おすすめの本です!

 

 はじめて後輩を持つ方や新任管理者などこれからマネジメントにチャレンジされる方が、リーダーシップのイメージを持つ上で役に立つはずです。

 

 

本日ご紹介する書籍は以上となります。

 

 新しく向かい入れる新人や後輩の成長と、その成長支援を通じてOJTトレーナーの皆さんが成長されることをお祈りしています。

 

本日もありがとうございました!