面談で何を話していいか分からない管理職におすすめ3つのテーマ

こんにちは!

 

まーさんです!

 

本日は、企業で行われる面談について、少し書いていこうと思います。

 

皆さんの勤める企業では面談されてますか?

 

“面談をされたこと”がある人は多いと思いますが、

“面談をすること”は、役割が上がって初めて経験することだと思います。

 

管理職には部下への面談を義務付ける企業もありますね。

 

最近は「1on1」なんていうキーワードも耳にします。

 

私も関わらせていただく企業の方々に「面談やってますかぁ?」「面談やったら報告書出してくださいねぇ。」と説いて回っています。

 

まぁ、管理職の方々からすると「この忙しい中、何で面談なんかしなくちゃならんのだ!」と反発されることもしばしば・・・。

 

「気持ちは分かります。でもね、面談やるとね・・・」

と説得する立場なのよ私は。

 

そうやって話をしていくと、ときどきこういったことを言われます。

 

「まーさん、面談やった方がいいのは分かったよ。

 でもね、面談で何を話していいか分からんのよ。」

という方がけっこういます。

 

そんな管理職の方々の為に今日は面談で話してほしいテーマを3つご紹介します。

 

▼面談で話をしてほしいテーマ3つ

1、気持ち

2、アサイ

3、承認

 

 

ひとつひとつ、ご紹介していきます。

 

 1、気持ち

 

これは分かりやすいと思います。

 

「最近、どう?」というやつです。

 

ただ、これで終わるのはもったいないです。

 

ぜひ、面談する相手の“気持ち”を聴いてみて下さい。

 

私たちビジネスパーソンは、日頃から論理的なコミュニケーションを取りがちです。

 

「このプロジェクトのゴールは?目的は?」

「目標達成のための計画は?」

「計画を遂行する上で必要なリソースは?」

「リスクは何?その対策は打ててるの?」

 

こういった会話が大切なのは重々承知の上で、面談の際は“気持ち”に焦点をあててみてください。

 

「今期の目標達成できたな!おめでとう!達成した今、どんな気持ち?」

「この前のクレーム対応、大変だったなぁ。あの件、どんなふうに受け止めてるの?」

「プロジェクトの進捗は君の説明で分かったよ。 その上で、君は今どんな気持ちでこのプロジェクトに取り組んでるの?」

 

人は「感情の生き物」ですよ。

 

感情が次なる行動の原動力になります。

(正直に言うと、実際は、感情が次なる行動の原動力になりやすい人と、なりにくい人がいます。)

 

嬉しい気持ち、前向きな気持ち、感謝や感動などポジティブな気持ちを口にしたら、それを増幅するように共感を示してほしいです。

それ姿勢が相手の心にエネルギーになると思います。

 

もちろん、苦しい気持ち、逃げたい気持ち、投げ出したい気持ちや反省や罪悪感などネガティブな気持ちを口にする場合もあるでしょう。

その時も、その気持ちに共感を示してほしいんです。

その姿勢が相手を真に反省させ、次なるアクションに気持ちを切り替えるきっかけになると思うんです。

 

 

2、アサイ

 

アサインとは「業務を任せること」です。

 

こう言うと管理職の方から「私はちゃんと任せてますよ」と言われます。

 

でね、その人たちが部下にどうやって仕事を任せているかと観察すると

「おい!Aくん、この業務を〇日までにやっておいて!」なんて頼み方している。

 

それは「仕事を振っているだけ」だと思うんですね。

 

私は「仕事を任せること」と「仕事を振ること」を区別しているところがあります。

 

【仕事を任せる】

・前提:業務を通じて部下を育てようとする(部下の育成)
・依頼時:仕事の目的、アウトプットの基準(期待すること)、その業務を通じて部下に求める成長を説明できる

 

【仕事を振る】
・前提:上司の業務量が多いので、とにかく部下に割り振る(上司の都合)
・依頼時:仕事の内容と期限を伝える

 

言葉にすると、こういった違いがあると思っています。

 

だから、例えば半年に1度の面談では、しっかりと「仕事を任せること」をやったらいいと思うんですね。

 

任せいたい業務の内容や期限はもちろん伝えますけどね。

 

加えて、

・この業務の目的は何なのか?

・この業務のアウトプットに期待する基準はどのようなものか?

・この業務を通じて、相手にどのような成長を期待しているのか?

 

私も経験があるんですが「仕事を振ること」 ばかりしていると、部下から「あの上司、自分の成果のために俺のこと利用している」なんて思われちゃいますよ。

 

面談の中で、面と向かって「君に期待しているよ!」とメッセージを届けてあげて下さい。

 

 

3、承認

 

承認とは「相手を認めること」ですよね。

承認と聞くと「部下を褒めたらいいんでしょ。」と言われる管理職の方も多いですよね。

 

「はい!ぜひ褒めてあげて下さい。」

と言いたいところなのですが、褒めることが苦手な人も多いのではないでしょうか。

 

実は私も苦手です。

研修受けると「部下を褒めましょうね」なんて教えられて「これは使える!」と意気込んで面談で実践すると、何ともぎこちない空気感になります・・・。

 

そんな「褒めるの苦手な人」におすすめしたいのが、次の3つを意識することです。

 

 ・感謝

 ・助けられたこと

 ・学び

 

もう少し具体的に言うと、

「相手に『ありがとう』を伝えたいことは無いかな?」

「相手に日頃から『助けられていること』は無いかな?」

「日頃、相手から『学ばせてもらっていること』は無いかな?」

を自問自答して準備します。

 

何ででしょうね?

「部下を褒めよう!」と思って伝えると、なんだかぎこちない。

上司から褒められると、時に「この人、俺をおだててる?」と不信感を抱くことがあります。

 

“褒めること”に囚われると、時に“おだて”と受け取られる。

これってもったいなぁ、と思います。

 

心理学を勉強すると、承認する方法は「褒めること」以外に沢山あることがわかります。

 

ぜひ、感謝・助けられたこと・学び、このあたりを意識してメッセージを伝えてみて下さい。 

 

 

とまぁ、いろいろご紹介してきました。

 

でもね。

 

正直言うと、テーマなんて何でもいいんですけどね・・・。

私が最も大切だと思うのは、面談という機会を通じて相互理解が進むこと。

お互いに対する理解が進むと、信頼関係も自然とできてきます。

 

信頼できる仲間と仕事ができる。 

そういった状況をつくれば、自ずと個人のパフォーマンスも上がるのではないでしょうか?

 

というわけで、今日はここまで。

 

ありがとうございました。